「ユーコン準州」をご存知ですか?

ユーコン準州をざっくり紹介

ユーコン準州はカナダの北西に位置し、米国アラスカに面しています。日本での知名度はかなり低いのでは無いでしょうか。この知る人ぞ知るユーコンには様々な魅力や特徴があります。

  • 面積は483,443平方km。日本の377,915平方kmよりも大きい。
  • 人口は33,897人。日本と比べ人口密度は約3700分の1。
  • オーロラがよく見えるスポットとして有名。
  • 冬は大体マイナス30度を下回る。筆者が体験した最低気温はマイナス45度。寒すぎて半年ぐらい雨が降らない。
  • 夏は白夜で、深夜でも外が明るい。
  • 手つかずの自然が豊かで、アウトドア派にとっては天国

こういった特徴があります。筆者はこのユーコンに2年半ほど住んでいました。今回の記事は筆者の経験を踏まえ、ユーコンのいいところやネガティブ面をまとめてみました。

ユーコンのいいところ3選

のんびりしたライフスタイルを構築できる

田舎暮らしに憧れる方々は多いと思いますが、ユーコンはそういった方々が求めるのんびりゆったりした生活を送ることが出来る場所だと思います。自分でログハウスを立てて暮らす方もいれば、夏の間だけ避暑地として利用する方もいます。前述の通り人口密度も低く、なんと世界の主要都市の中で一番空気が綺麗な都市であるとギネスブックにも登録されています。

永住権が取りやすい

筆者がユーコンに行った理由です。バンクーバーやトロントといった大都市と比べユーコンは人手が足りていないこともあり、永住権を取るハードルが他の州と比べ低いです。近年応募数が増えているなどの噂もあり、もしかしたらハードルが少し上がっている可能性もありますので、永住権を目指す方はリサーチして頂ければと思います。

新しい体験や価値観を体験できる

オーロラ鑑賞や犬ぞりなど、他の地域では体験できないことが多々あります。白夜の地でキャンプやハイキングなどはなかなか経験出来ないことですし、先住民の方たちと知り合うこともあるかもしれません。今までの自分の常識や価値観から離れたものと触れ合うことが留学の良さの一つだと思っていますので、良い人生経験を積めると思います。

ユーコンのネガティブ面3選

経済の規模が小さく、就職先が限られる

ユーコンに足を踏み入れてみれば分かりますが、街の大きさはかなり小規模です。良い条件の仕事を探すのは相当難しいでしょう。それに加え生活費も安いわけでは無いので(どうしても冬の暖房費や車関連の出費が多い)、これからのキャリアを考え他の州を選ぶ人も多いです。

冬の厳しさ、危険さ

あまりマイナス30度以下の地域で生活された方はいらっしゃらないと思いますが様々な弊害があります。凍傷をはじめ車のスリップ事故、転落事故。更に家も温めておかないと水という水が全て凍ります(実体験)。一年のうち半分ほどは最低気温がマイナスなので、耐えられなさそうな方は他の地域を選ぶといいと思います。

全体的な不便さ

一旦都市部に住んでしまうと、どうしてもユーコンの不便さが気になってしまいます。交通の便は悪く、広すぎるので車は必需品です。買い物でも「都会にあってユーコンに無いもの」は多いです。医療面でも、大きな病気はユーコンの病院では受け付けてもらえずバンクーバーまで治療に赴く人もいました。やはりこういった暮らしに不自由を感じる方にはユーコン生活はおすすめしません。

まとめ、写真など

さらっとユーコンのことをまとめてみました。もしこの記事を読んでいる方でカナダへの旅行や留学に興味のある方は、ユーコンのことを頭の片隅に置いて頂ければ幸いです。
あと筆者の別のサイト→https://yosshix.hatenablog.com/では、主に筆者がユーコンで永住権を所得するまでの生活ぶりを載せていますので、よろしければご覧ください。最後にユーコン生活時の写真を一杯載せようと思います。

それでは今回もご覧いただきありがとうございました。

記事作成:よっしー

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